Officeのアップデートに失敗する

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2009-10-14 参照サイト追記・語句修正 2010-07-15 このページへたどり着く人が多いようなので、記事内容をもうちょっと詳しく改訂

人から相談を受けたのだが、解決に散々苦労させられた。
WindowsやOfficeのアップデートの失敗には様々な原因があるので、ここで紹介するのはその一例と言うことで。

症状

何の弾みかは不明だが、自動更新を行ってもOfficeのいくつかのアップデートだけが失敗するようになった。
他のIEやOSのセキュリティパッチは、問題なく適用される。
WindowsUpdate(MicrosoftUpdate)のページへ行って手動でアップデートを行っても、結果は一緒だった。

画面には「更新を正しくインストールできませんでした」としか出ないので、原因がさっぱり。
こんな画面。実際はインストールできなかったパッチがリストアップされる。

ちなみにその時インストールできない、と言われたパッチは以下の通り。

Microsoft Office Word 2003 セキュリティ更新プログラム: KB969603
Microsoft Office 2003 セキュリティ更新プログラム: KB951535
Microsoft Office 2003 セキュリティ更新プログラム: KB953404
Microsoft Office Excel 2003 セキュリティ更新プログラム: KB969681
Outlook 2003 迷惑メール フィルタ更新プログラム: KB973515
Office 2003 セキュリティ更新プログラム: KB954478
Microsoft Office Web Components セキュリティ更新プログラム: KB947319
Microsoft Office PowerPoint 2003 セキュリティ更新プログラム: KB957784

解決法

パッチを単体でインストールしてみる

まず自動更新やWindowsUpdateのページではなく、パッチを単体でインストールしてみる。
Microsoft®Update カタログでサポート技術番号(KB969603 とかいうやつ)を検索すると、単体でダウンロードできるページが出るので、そこから失敗したパッチを単体でダウンロード→インストール。

Microsoft Update Catalog

これで成功すればいいが、これも失敗した場合は以下へ。

単体インストール失敗→ログを調査

単体でのインストールを行うと、インストール過程のログがTempフォルダに生成されるので、それを見てみる。
Tempフォルダの場所はXPなら

C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Temp

Vista以降の場合はたぶん

C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp

スタートボタンから「ファイル名を指定して実行」(Vista以降は検索ボックス)に「%Temp%」と打てば、一撃で開きます。

Tempフォルダの中の「OHotfix」フォルダを開く。その中の「OHotfix(数字)_Msi.log」というファイルが、インストールログになる。
タイムスタンプを見て失敗したヤツと思われるものをメモ帳などで開き、最後のあたりを見るとエラー番号が書かれているので、それでググってみれば何か解決法が出ると思われる。

今回の場合は「The update ended with status code: 1601.」とあったので、これでググってみたところ、こんなページが出た。

このページの「解決方法」を試したところ、無事インストールできるようになった。

…………疲れました。

今回の環境:WindowsXP SP3 + Office2003

この方法で解決しなかった場合は、以下のサイトを見てみると良いかもしれません。

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